エポキシ注入工事

Uカット工事(Uカットシール材充填工法)
 

木造住宅のモルタル外壁に多く見られるひび割れには、その割れ幅によって大きく2種類に分かれます。モルタルの乾燥収縮によるひび割れで、髪の毛のように細く深さもあまりないことから、ヘアークラックと呼ばれているもの。もう一つが構造上等の原因から発生するひび割れで、構造クラックと呼ばれているものです。ひび割れ補修をする際には、この二種類のクラックを見極めた上で、補修方法を考える必要があります。
 


低圧注入工事(OGS工法)
 

OGS工法とは、コンクリート・モルタル・ALC・サイディング・タイル 等のひび割れに対して、専用の機器を使って弾性エポキシ樹脂を注入して行なう補修工法 です。VカットやUカット不要のため躯体に傷をつけずに、ひび割れの内部まで深く充填することができます。この材料(エポソフトグラウト)は弾性に富み、漏水原因の可能性があるひび割れに対する追従性と密着性に優れ、ひび割れ内部が湿潤状態にあっても、プライマーなしでしっかり硬化する湿気硬化型となっているのが特徴です。
 


エポキシ注入工事(ピン二ング 工法)
 

工事の目的はコンクリート躯体から浮き上がったタイルや
モルタルをコンクリート躯体から剥離して脱落する事故を防ぐ為に、コンクリート躯体に固定する事ですが、その方法や考え方が全く異なります。
基本的に、モルタルやタイルの浮き注入補修の場合は補修工事であり、モルタルやタイルに浮きや剥離が無ければ施工出来ません。処が、ピンニングの場合には浮きや剥離が無くても施工出来ます。
 従って、ピンニングの場合は補修工事ではありますが予防工事的側面があります。