笠木工事

笠木とは


もともとの意味は、「鳥居・門・板塀などの上縁に、横に渡す木。冠木(かぶき)。」でした。(三省堂提供「大辞林 第二版」より抜粋)
建築業界では、防水工事を施工するパラペット(屋上などに設けられる手摺壁)等の頂部に施工する仕上材の事、金属製または人造研ぎ出し石、セメント製などの材料の事を『笠木』と言ってきました。『躯体を腐食から守る』 という点からそのまま用いられたのでしょう。

 

アルミ笠木


アルミ笠木は、雨水の浸入を防ぐのを助け、大切な建物を長く維持するため、軽量かつ施工の簡単な笠木です。ALC、RC、鉄骨などさまざまな材質の建物に設置することができます。また、加工の角度はフリーですから、さまざまな曲線の建物にも対応。コーナー部も一体型で施工性と美観に優れています。

 

オープン笠木
従来の密閉式(コーキング式)の問題を解決したのが、オープン式笠木です。
・独自のジョイント部処理により、アルミ素材の熱膨張に対応。
・笠木裏面とパラペットの間に空気の対流があるので、結露の発生が少なく、腐食や劣化を防止します。
・突起形状の水切り機能により、外壁を雨水の汚れから守ります。
・下地材もアルミを使用。笠木の腐食を防止します。
・既製品の為、均一な製品精度と施工精度が維持できす。
・笠木本体が躯体と絶縁されている為、躯体の伸縮などに影響されません。